「人を育てる」という意識で、高い定着率を実現するたきコーポレーション
ダイバーシティの推進に対してさまざまな取り組みを行っているルミネ。その一環として注力している活動の1つが、障がい者雇用です。Eachとともに成功事例へと導いた取り組みの数々、そして現在向き合っている課題について人事担当の山賀さんと小幡さんに伺いました。
株式会社ルミネ
企業理念「the Life Value Presenter お客さまの思いの先をよみ、期待の先をみたす。」のもと、主要ターミナル駅を中心に『LUMINE』『NEWoMan』といった商業施設15店舗の運営と、インターネット通販サイト『i LUMINE』の運営を行う。障がい者雇用では、障がい種別を問わずさまざまな館や部署で採用を行い、2023年には東京都教育委員会より取り組みに対する感謝状を拝受。
障がい者雇用への取り組みといっても何から始めたらいいのだろう、それがルミネのスタートラインでした。手探りのなかで行ったのは、障がい者雇用の専門家にコンタクトを取り、ともに活動を行うこと。精神保健福祉士である中島吾木香さんは、このときから現在に至るまでルミネとともに障がい者雇用に取り組んでいる、Eachのメンバーです。
「企業の人事担当者などが、それまでに障がいのある人と接する機会が少ないと、個々の特性や苦手・得意とすること、どの分野で活躍できるかなどを具体的にイメージすることは難しいと感じます。まず担当者に、『障がいのある人は特別な人ではない』ことを知ってもらうため、一緒にさまざまな支援機関などを訪問し、就職を目指している方との出会いや、支援の実際に触れる機会をつくることから始めました」(Each中島さん )
このときルミネの人事担当者として試行錯誤しながらその道を模索したのが、現在Eachの代表を務める川上さん。当時の経験や、ここで構築した ルミネでの成功モデル事例がEach立ち上げのきっかけに。
ルミネが掲げた目標は、「1つの館に1名以上の障がいのある人が活躍する組織になること、そしてすべての社員が障がいのある人と関わりをもつこと」。これらを指針に活動がスタートしました。
ルミネでは、会社説明会やオフィス見学会のほか、職場体験実習の実施にも積極的に取り組んでいます。実習の1回目は、本社で人事や総務のメンバーとともに基礎的な業務を行い、2回目は想定される配属先での体験実習を実施します。
「実習はご本人とのミスマッチを減らす目的のほかに、社員の意識にもいい影響があります。一緒に働くことで漠然とした不安が解消され、受け入れのハードルが下がるといった変化が起きています」と話すのはルミネの小幡さん。入社後は人事担当とEachの中島さんによる定期的な面談も実施しています。最近の面談では「総合職の試験にチャレンジしてみたい」といったうれしい相談もあり、ルミネとしても活躍できるフィールドの広がりを全力でサポートしたいと語ります。
「就業において生じる困難や課題を、どのようにしたら解決できるのか。ご本人だけでなく、各館でサポートする社員とも対話を重ねながら改善に向けて取り組んでいます。ただ雇用するだけでなく、状況が変化する中でご本人の成長機会を生み出すために 必要に応じた面談や勉強会も実施しており、その度に的確なアドバイスをしてくださるEachの中島さんは、私たちにとって欠かせない存在になっています」と話します。
今では館の受け入れ体制の強化が進み、館に在籍する障がいのある人は、2019年の4名から2025年1月現在は9名に(本社併せて16名)。定着率も8割を維持しており、安定した就業を実現しています。
また、中島さんが精神障がいの分野における経験が豊富ということもあり、今では採用の多くが精神障がいのある人であることも、Eachとの活動で得たソリューションの最大の特徴だと話す山賀さん。「社内に専門家がいることは、支援機関から見ても、また障がいのあるご本人にとっても心強いと思いますし、私たちが活動を推進していくうえでも強みであり、安心感にもつながっています。それが徐々に定着し、弊社とよりマッチ度が高い方を支援機関からご紹介いただける好循環につながっていると感じています」
今では、障がいのある人と一緒に働く館の社員に、受け入れ未経験の社員が話を聞きに行くなど、本社を介さず現場同士で連携する動きも生まれています。数値で見える実績も大切ですが、こうして風土として根付きつつある現状に大きな成果を感じているとのこと。
ルミネは今、導入のフェーズからステップアップし、向き合う課題も変化しつつあります。ルミネの山賀さんは今後についても語ってくれました。
「中島さんのような専門家が会社の一員として入り込んでサポートしてくれるEachのソリューションは、会社・人事と同じ立場で社内の状況を見る目線と、客観的かつ冷静な視点との両面から支援してくれるため、問題解決の質・スピードや次のチャレンジへのプロセスがより精度の高いものになっていると感じています。現在は、社員全体のさらなる理解の向上や、私たち自身が変化する必要性などの新しい課題に直面していますが、この局面においても Eachの社内外のさまざまな事例から蓄積されていく知見を最大限に活用して、今後もルミネの目指す障がい者雇用の形を追求していきます」
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